STORY
第一話
SCENE 1 : モーニングルーティン
鳥のさえずり、遠くの車の音。
今日も1日が始まる。明るい日差しが怜子の部屋に差し込む。とても気持ちの良い朝だ。
まだ少し眠い目をこすりながら、メガネラックから今日の気分でメガネを選ぶ。
まずはテレビのニュースをつけて情報を聞きながら、朝食とコーヒーの準備。ご飯に味噌汁、鮭を焼く。意外に思われがちだが、実は和食派なのだ。
朝ゆっくりすごすこの時間が好きだ。朝食を食べ終わり、冷水シャワーを浴びる。
「これがないとはじまらないわね。」
SCENE 2 : 出勤
彼女の勤め先は東洋カプセル。京橋にある東京オフィスで1年前から働いている。日々のクライアントとの打ち合わせや、社内の開発部や製造部との打ち合わせを行うことが今の彼女の仕事だ。
オフィスへ到着し、上司や同僚たちと挨拶をかわす。
「怜子さん!急なんだけど今日のA社との打ち合わせ入れる?」挨拶もそこそこに上司からの依頼。
まだまだ新人のはずの怜子だが、クールになんでもこなすので皆からの信頼は厚い。