Introduction of Food Business Formulations
食品事業の剤形紹介
■錠剤
<素錠>
最も基本的な錠剤で有効成分を乳糖やデンプンなどと混ぜ、そのまま錠剤の形にしたものです。
<フィルムコーティング錠>
裸錠の外側を水溶性の高分子の膜で覆ったもので、湿気などから内容物の成分を守り、保存可能期間が向上します。外側の素材は用途に応じて様々な提案ができます。
<糖衣錠>
裸錠の外側を甘い素材でコーティングしたもので、砂糖で覆うことにより、苦味をマスキングします。
■ハードカプセル
・有効成分の含有量が高い
製造工程で使用する添加物の量が少なくて済むため、主成分の配合率を高くすることが出来ます。
・内容物の安定性が高い
カプセル被膜は酸素のバリア性が高く、錠剤や粉体に比べて安定性に優れています。
・中身の匂いを通さない
不快なにおいを通さないため、味付けのための添加物が不要です。
・体内での利用率が高い
カプセル被膜は体内に入ってから数分で溶けるため、体内での利用率が優れます。
■ロータリーカプセル
液状またはペースト状の内容物を、フィルム状の被膜で被包成形して制したものです。
・内容液充てん量のバラつきが少ない
・いやな臭いや味のマスキングができる
・酸素透過性が低く、酸化を防止できる
■シームレスカプセル
繋ぎ目のないソフトカプセルで、液体が界面張力によって球形になる性質を利用して製造されます。
【柔軟な粒径、被膜厚】
粒径は約1mmから約10mmまで、被膜の膜厚は数十㎛から数千㎛まで、内容物や目的に応じて自由に設定できます。
【幅広い溶解時間】
成分の特性に合わせて、体内の溶解時間を数秒から数時間まで設定できます。
【製品設計の自由度】
耐熱性カプセルや油性成分を水溶中に配合できるカプセルも開発可能です。